前回、無事にゲームボーイポケットが息を吹き返してくれて、私の心は温かな達成感に包まれました。
…が、実はその隣にはもう1人の重鎮が眠っていたのです。

そう、スーパーファミコン。
実家から一緒に救出してきたのですが、そのあまりの黄ばみっぷり…。
彼の変わり果てた姿を思うと、悔しくて夜も8時間しか眠れません。
今回は、かつての名機のメンテナンスに挑戦します。
聖域への侵入(分解)、そして悲劇(パキッ)
まずは外装を外します。
スーファミと言えばDTC-20、特殊ドライバーで30年閉ざされていた聖域へ侵入します。





内部の埃はエアダスターで飛ばし、軽く拭き掃除。

悲報:ネジ受けの破損

完全に油断していました。
手応えも音もなく、無限に回り続けるネジ。
そこには、静かに息を引き取ったネジ受けの姿がありました…。
「組み立ては、優しく、愛を込めて。」
皆様もどうぞご注意下さい。
コントローラーに刻まれた「30年ものの手垢」
コントローラー。
幼い日の情熱はすべてここの注がれたと言っても過言ではない。
開けてみると、そこには「30年ものの思い出(という名の手垢)」がびっしり。
ドン引きです。
中性洗剤と歯ブラシでゴシゴシ洗い、基盤の通電部分は無水エタノール綿棒で磨きます。






レトロブライト。伝説の「溶液5ℓ事件」
前回の記事でも書きましたが、本当にこれだけの量が必要なのか。
自問自答しながらホームセンターのかごに大量に詰め込んだワイドハイターEX。
しかし、これをレジに持っていくのが子供には出来ない大人のやり口というもの。
実際には水で1:1に希釈したので2.5ℓ分ですが、次回は原液5ℓに挑戦したいですね。
再現風景ですが、ご覧ください。


この他小物類やゲームボーイポケットも一緒に入れ隙間をなるべく減らしたのですが、これで溶液が5ℓくらい必要になりました。
外装はちょっと浮かんでくるので、漬け物石代わりに水を入れたペットボトルを乗せておきます。
そして陽当たりのいいベランダへ。
冬場ということもあってか、効果が出るまで10日くらいかかりました。
最後に
それぞれのパーツを水洗いした後、拭き上げてしっかり乾かしてから組み立てました。
電子部品に湿気は大敵ですもんね。

しばらくぼーっと見惚れてしまいました。
そして何より、実家のような安心感。
この言葉が本当にしっくりきます。
ネジ受けの割れを見つけた時は少し凹みましたが、この形に戻す事ができて報われた感じがします。
次回はソフトの復活について、メンテナンス記録をまとめていきたいと思います。
端子を磨けば道は開かれる。
そう思っていた時期もありました。
甘かったです。
世の中には気合と綿棒だけではどうにもならないこともありました。
苦戦(というか敗北)したこともそのまま綴っていきますので、よければ次回もご覧ください。


